Rider Journal(ライダージャーナル)

特撮を愛するアラサー男子のブログです。主に仮面ライダーの感想や玩具レビューの記事を投稿しています。

『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』感想 ビルド最終章に相応しい実験の集大成

 

 

9/6(金)から期間限定上映のVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』の感想です。

1月に上映されたVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』が個人的にしっくりこなかったので、今回もどうかな…と心配していましたが、完全に杞憂でした。ビルドの劇場作品としては最高の出来だと思います。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


みーたんが可愛すぎる

『ビルド』本編のヒロインは、今作でも真のヒロインしてます。

 

今作は本編の前に『ドルヲタ、推しと付き合うってよ』という短編が併映されます。これは『ビルド』本編第36話オープニングナレーションで猿渡一海が触れたラブストーリーを実現したものになっており、みーたんこと石動美空と 一海のラブコメになっています。

この短編で見せる、美空の一海へのいつも通りの面倒くさそうな態度がツンデレの「ツン」となっており、後の展開の大事な仕込みになっています。一海のコミカルな一人芝居もいつも通りで、クスっと来てしまいます。

 

『グリス』本編でも、捕らわれた美空は敵である浦賀啓示 =仮面ライダーメタルビルドに対して、 懸命に戦う一海の姿を見て、「みんなの為に戦う一海はヒーロー。あなたには負けない」と真っ直ぐで力強い目を向けて言葉を言い放ちます。可愛い。

 

そして本編の最後、ついに美空は一海に告白します。

「付き合ってよ、カズミン」

旧世界のグリス最期のシーン以来2度目の「カズミン」、いただきました。
短編の展開ともリンクしていて、「デレ」なみーたんが見れてとても満足な画でした。可愛い。

『ビルド』本編では戦兎と何回もフラグを立てていましたが、あくまでそれは「絆深い同士」としてのそれだったので、一海とくっつくのも微笑ましいですね。


仮面ライダーを語る武田航平

三羽ガラスからファントムリキッドの成分を抽出し、戦兎が作り出したグリスのパワーアップアイテムによって誕生した、仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム。

そして、仮面ライダーメタルビルドがホワイトパンドラパネルとファントムクラッシャーの力を宿した形態、ファントムビルド。

まさに最強vs最強の最終決戦を繰り広げます。

一度はファントムビルドの力に押されるグリス。しかし、自分は仮面ライダーであることを自ら選択し、三羽ガラスや美空、人々のために戦っていること、それが自分の生き様なのだと強く訴えます。


これは猿渡一海の言葉、というより『仮面ライダーキバ』の時からイクサやダークキバに変身して戦ってきた、俳優・武田航平の言葉だったような気がします。グッと来ました。

そこからハザードレベルが急上昇。三羽ガラスの力を体現た技も駆使し、ファントムビルドを倒したのでありました。


ビルド有終の美

『仮面ライダービルド』放映終了から1年。
ついにビルドの物語が幕を閉じました。
最後の物語にふさわしく、今作ではほぼ全ての主要キャスト、仮面ライダーが揃います。

 

主人公・桐生戦兎は相変わらずの茶目っ気のある天才科学者。なかなか出番のなかったビルドジーニアスフォームも拝むことが出来ました。
朝ドラ出演など売れっ子にも関わらず顔出し以上の主要キャストとして出演してくれた犬飼貴丈さんに感謝です。

 

万丈龍我の筋肉バカぶりはいつも通り。幻さんが言ってた「プロテイン買ってこい」は万丈のことじゃなかったんですね 笑

 

氷室幻徳はヒゲがないスマートな政府職員。英語も堪能です。テレビくん限定のプライムローグがまた見れたのは贅沢ですね。

 

内海成彰は旧世界の記憶がないため、自らネビュラガスの注入を戦兎に依頼。久々にエボルドライバーを腰に巻き、仮面ライダーマッドローグとして戦います。何気に正義のマッドローグは初めてな気もします 笑

 

滝川紗羽こと紗羽さんは、こないだリュウソウジャーで見かけた気もしますが、今回の情報収集能力が光っています。心なしか以前よりさらに美しくなられていましたね。まさか幻徳とホテルで朝まで語り明かしていたとは 笑

 

葛城巧・忍親子も健在。巧は旧世界で戦争を引き起こした自責の念が強く、父親ともまともに関われていなかったが、一連の事件を通して前を向くことを決意。父親とも再会を果たしました。

 


64分という劇場作品としては短い尺ではあるものの、ビルドの要素を漏らすことなく、テンポも崩さず、雑な描写もなく纏まっているのはお見事です。文句なく有終の美を飾れたと思います。

『ビルド』は未だに小説化の報は聞こえてきませんが、ブラッド族の掘り下げや新世界における石動惣一の動向などいくつか展開は考えられそうですね。脚本の武藤将吾さんが売れっ子のため、すぐ実現しないかもですね。

 

この2年楽しませてくれてありがとう、仮面ライダービルド!