Rider Journal(ライダージャーナル)

特撮を愛するアラサー男子のブログです。主に仮面ライダーの感想や玩具レビューの記事を投稿しています。

『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』感想 ザ・戦隊映画ゆえの歯がゆさ

2019年7月26日(金)公開の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』は感想を書きましたが、同時上映の『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』についても綴りたいと思います。

 

『リュウソウジャー』は毎週ゆるく視聴しています。
王道の戦隊らしい明るい雰囲気が強いので、個性的な前作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』よりも自分的にはハマっていないのですが、回を重ねてきた最近は各キャラクターの個性も出てきてケボーンしてますね。

ただ、今回の劇場版は残念ながら辛口コメントになってしまっています。
『ジオウ』目的で観に行った方が、「リュウソウジャーも熱くて面白った!」という感想を抱かれることが多いようなのですが、ごめんなさい今回はちょっと同調できない感じの感想になってしまっています。
ネタバレも含みますので、苦手な方はご遠慮ください。

 


古代騎士竜の活躍の少なさ

スーパー戦隊の設定における「古代」や「亜種」は超王道ですが、これは漏れなく男児がカッコいいと思える要素の宝庫なわけです。

 

同じ恐竜戦隊である、『キョウリュウジャー』の劇場版、『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』に第0号獣電竜、トバスピノが登場。獰猛の戦騎D/デスリュウジャーに操られ、アンキドンとブンパッキーと強制カミツキ合体し、スピノダイオーになってしまう…というダークめな存在ではありましたが(本編ブレイブ39では正義の獣電竜として活躍!)、いつもと違うネイビーカラーの獣電竜がスクリーンで大暴れするのは、特別感がありました。

 

そのひとつ前の恐竜戦隊、『アバレンジャー』の劇場版『爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!』においても劇場版初出の1万5千年前に存在した爆竜カルノリュータスと爆竜カスモシールドンが登場。合体してバクレンオーに、これまた劇場限定のキラーアバレンオーと戦いを繰り広げます。

 

今回登場する古代の騎士竜、ディノミーゴとコブラーゴは『キョウリュウジャー』のトバスピノを彷彿とさせるネイビー×ゴールド。出で立ちは派手でかっこよく、アクションも迫力があります。

ただ、騎士竜それぞれの名前も登場せず、「キシリュウジン」と総称され、さらっと宇宙に向かって隕石を止めに行く。ただし、キシリュウジンの活躍はあくまでサブで、コウのヴァルマとの戦いに焦点が当たります。
DX玩具もキシリュウオーのリデコとはいえ、渋くて超かっこいいのですが、どうも映画での活躍が頭に残らないという残念な扱いになってしまっています。

 

騎士竜戦隊リュウソウジャー 騎士竜シリーズEX 竜装合体 DXキシリュウジン

騎士竜戦隊リュウソウジャー 騎士竜シリーズEX 竜装合体 DXキシリュウジン

 

 

 

 

コウのセリフの説得力のなさ

ヴァルマとの決戦のシーン。
今作の一番の魅せ場と言っても過言ではないところで、コウがキリッとした目つきでヴァルマを睨みつけるのが印象的です。

 

ヴァルマはガイソーグの力を使うことで力に溺れ、弱いリュウソウ族を見捨てて強い者たちのみ生き残る世界を創造しようとしています。
そんなヴァルマにコウは「力で世界を支配するなんて許さない」というニュアンスの言葉を放ちます。

 

しかし、そのあとコウ/リュウソウレッドはメラメラソウルを使って強竜装、ヴァルマをこれでもかと攻撃します。この姿が文字通り「力で目の前の人をひれ伏せさせる」行為であって、力を以て問題を解決しようとしているのはコウも同じなのでは?と思わざるを得ませんでした。

 

ヒーローがヴィランを倒す、この図式全てに言える可能性もありますが、とくにこのシーンはリュウソウレッドが無双していたので強く違和感を感じてしまいました。
悪の力への抑止力として正義の力が存在する(これは核や武力の保有の話と通じますが)こと自体は否定しませんが、ちょっとイラク戦争におけるアメリカ感を感じてしまいました。

 

 

カナロ/リュウソウゴールドの活躍の少なさ

スーパー戦隊のいわゆる追加戦士は、通例6月の15話前後に登場します。
そのため、夏映画の撮影タイミングではまだ本編に加入していないケースがあり、劇場版から撮影が始まることも多々あるようです。
今回も追加戦士であるカナロ/リュウソウゴールド(演:兵頭功海)のクランクインが劇場版だったようです(しかも、花織ことは/シンケンイエロー役の森田涼花さん演じる恐竜博物館職員に求婚するシーン)

 

それはそうとして、今回カナロは求婚くらいしかしていないというのが残念…
変身すらしないし、キシリュウネプチューンも出てきません。
ギリギリ、エンディングでリュウソゴールドが出てくるくらいです。

 

撮影タイミングが合わないのは仕方ないのですが、変身すらしないのは初めてかもしれないですね。
これまではビルの屋上でひとりで変身するくらいのカットはあったんですけど。

 

 

ーーーと、気になる点をいくつか挙げてきましたが、スーパー戦隊は仮面ライダー以上に細かいことを気にしないほうが純粋に楽しめそうです。
ある意味、「スーパー戦隊の夏映画」としては王道の展開ですし、楽しめます。

 

 

ケボーン! リュウソウジャー (Movie Edition)

ケボーン! リュウソウジャー (Movie Edition)